ひとりでも私は生きられるけど・・・

  合唱コンクールに向けてクラスで取り組んでいます。
 今日はウルッとときたことを報告します。

 長文覚悟、文章オワタ\(^o^)/


   突然ですが、ちょっと物語っぽくなりますw


   真面目な子は至って笑われる側。
 
  「ちゃんとやってよ!」
  
  なんて言っていると、陰で馬鹿にされる・・・

  そんな雰囲気のクラスが私は大嫌いだった。

  「○○ちゃんって冗談通じないよねw」

   その○○ちゃんをからかいに行く男子etc・・・


  合唱なんて、本当は真面目にやる気なんてなかった。

  「だりーよな。」

  なんて男子が言っている中、
  
  「最優秀賞獲ろうよ!」
   
  なんて言えない。言う気さえなかった。
  
  どうせ担任が熱くなってるから周りも合わせてるだけ。
 
  雰囲気に流されて、涙もろい子だけが、コンクールで感動するんだと思って 
  いた・・・・。

   
   でも、何かが違うと気付いたのは、部活の時。
 
  夢住人の悲鳴が聞こえてきたからだ。

  なんで?なんで指揮者がここにいるんだろう・・・

  音楽研究室で指揮の練習を放課後に行っているクラスの指揮者がいた。

  彼は語る・・・「去年の銀賞という悔しい思いだけは絶対にしたくない。」

  そういえば、指揮者にすぐに立候補していたな・・・

  それから私は、周りが小さい声でも大きい声で歌うようになった。

  



   ・・・が、小学校の時合唱団に入っていたため発声ができていたから。

  「このくらいで歌えば真面目にやっていないって叱られることはない、
   
   本番までに音楽の教科担任が言っていたことをしっかり守って、それを
 
   吹奏楽に活かそう。・・・こんな嫌な雰囲気のクラス・・・担任の

   指揮する兵隊のようなクラス・・・私が本気で変えようなんて思う必要

   感じない。どうせ最優秀賞は本当に団結している1組とかが獲るんだから

   な・・・w」



    でも、本気でやらないのはプライドが許さなかったらしい。
 
   いつしか、音楽の教科担任が一生懸命教えてくれるから、音楽だけは
 
   真面目に歌って行くようになった・・・やっぱり私は真面目だし、

   音楽が好きなんだな・・・って後で自嘲して、それで

   「合唱だるいwww」

   なんて言っていたけれど・・・


    

とうとう、合唱コンクール実行委員会が真面目に動き出した。

   でも、女子の実行委員のほうは、どちらかといえば

   「めんどいwww」

   って言ってる側の派手な子だったから、

   あ・・・指揮者可哀そうなんて思っていた・・・けど、その子は

   本当はそんな子じゃなかったから、今となってはなぜそう思ったのか、

   と反省している・・・でも、あい変わらずクラスの大半は面倒くさがって

   いた。

   


   担任がいたら真面目に歌って、居なかったら教科担任がキレるくらい
 
   ふざけて・・・の繰り返し。

   


   でも、一人、また一人・・・と確実に本気になっていることは確かだった
 
   ・・・と思う。

   最初は担任に

   「クラスメイトが言った言葉じゃなきゃあいつら聞かないから。

    担任の話なんて聞かないから・・・」

   と言われて活動していた子が、≪言われてやる≫から≪自分からやる≫

   に進化していたのだった・・・。


   校長先生に合唱を聞いてもらった時、

   「はじめて聞く親なら感動するレベルの合唱。綺麗なんだけれど、

    訴えるものがない。 もっと伝えようとして、もっと良くなるから。」

   


   正直な感想をもらった。でも、私はちゃんと伝えようとした。

   その時にはもう、そこまで考えて合唱をした。でも、

   他の人でやってくれない人がいて、それが伝わっていた。

   そちら側の歌が伝わってしまった。

    でも、一人、校長先生の言葉に感動し、涙を流していた。
  
   このクラスで誰よりも合唱に青春をかけたであろう2組唯一の合唱部員が

   ・・・


     相変わらず、教師のいない場所ではT君やM君がふざけていた。

    他の男子もつられてふざけていた。変わったのは、数人の女子が

   「T君、M君、ちゃんとやって!」

    と注意したこと。